中国語の翻訳

仕事とプライベートで中国語(マンダリン)の簡単な日常会話が必要になりました。

中国語は学校で勉強してきた英語と違って挨拶すらわからないのにです。

学生と違ってじっくり勉強する時間などないため、パソコンを使って手っ取り早く中国語を習得する方法を試行錯誤した結果、中国語の挨拶から始まって短期間で簡単な日常会話ができるようになりました。

拼音IMEで簡体字の読み方を覚える

中国語の文字は台湾で使われている繁体字と中国で使われている簡体字の2種類あるのですが、仕事やプライベートでの相手は台湾人でなく中国人のため、簡体字のほうを覚えることにしました。

簡体字は日本語の旧字体に似ているため日本人が簡体字から想像する意味は実際の意味と近いことが多いと思います(実際、日本語が苦手な在日中国人でも日本語の漢字を見ればなんとなく意味がわかるという人が多いです)。

それに対し、簡体字の読み方は日本語の旧字体の音読みに近いと思えなくもないですが、実際の会話では日本語の音読みなどまったく通用しませんでした。

スペルを知ってる英単語でも正しい発音を知らなければまったく英会話にならないのと一緒ですね。

中国語の学習ノートをパソコンでとる

中国語の日常会話の習得には簡体字を紙に手書きできる必要などありません。

そこで学習ノートはパソコンのEvernoteでとっていました。

日本語OSのパソコンでも拼音IMEを使えば簡体字を入力できます。

在日中国人が増えてきたなどもあり、日本語OSのパソコンでも中国語を入力する機会が増えてきました。 たとえ日本語OSでも中国語は...

拼音(ピンイン)とは中国語の発音記号です。

ピンインは声調(後述)を別にすればほぼアルファベットで表記できることから、拼音IMEはアルファベット入力されたピンインを簡体字に変換します。

日本語IMEが日本語の発音記号とも言えるローマ字から漢字に変換するのと似ていますね。

どちらのIMEも正しい読み(発音)がわからなければ使えません。

つまり、パソコンで簡体字を入力しているとイヤでも発音(ピンイン)を覚えます。

紙に簡体字を手書きするのと違って発音(ピンイン)がわからなければ入力できないのですから。

文字の読みは1つ

日本語の漢字1文字には複数の読み方があります。

例えば「日」を「ニチ」と読んだり「ヒ」と読んだりです。

英語も同様に「a」を「エイ」みたいに読んだり「ア」みたいに読んだり、語尾の「e」はある条件でまったく発音しないなど、複雑怪奇です。

それらに対し、中国語では簡体字1文字に基本的に1つの読みしかありません。

そのため、日本語のように個々の漢字の読みを勉強しても単語の読みはわからないということは基本的になく、個々の簡体字の読みがわかれば単語の読みもわかるようになります。

発音と簡体字を一致させる

中学から何年間も英語を勉強したのにもかからず英語で日常会話すらできず、社会人になってから英会話の習得に膨大な時間を費やすハメになりました。

これは主に読み書きだけを勉強し、発音をちゃんと勉強していなかったためです。

言い訳するとすれば、昔は紙の教科書が主で音声教材が少なかったせいもあるかもしれません。

パソコンで膨大な中国語を聞く

中国語学習では学校の英語学習と同じ轍を踏まないようにするため、発音と簡体字を必ず一致させるようにしました。

使ったのはロゼッタストーン中国語という中国語学習ソフトです。

ロゼッタストーンでの学習は日本語での説明一切なしに膨大な音声と写真から中国語を学ぶというものです。

这个男人在游泳

よくある語学本に付属の音声CDなどまったく比較にならない量の中国語音声を聞くことができます。

また、音声と同時に画面に以下をいずれかを表示できるため、紙の教科書とパソコンの画面を行ったり来たりする必要もありません。

  • 簡体字 + ピンイン
  • 簡体字のみ
  • ピンインのみ

発音と簡体字を一致させるためには「簡体字+ピンイン」を表示させるのがいいと思います。

英語学習でいえば英文と発音記号を表示させるイメージです(すべての英文に発音記号が振られている英語教材など見たことはありませんが)。

英会話と中国語会話の習得時に実感したのはとにかく「量」を聴く必要があるということです。

しかし、音声CDには多くても1時間程度しか収録できないのですから、そもそもCD教材というのは無理があるのかもしれません。

文法はネットで十分

前述のとおり、ロゼッタストーン中国語の謳い文句は日本語での説明一切なしに中国語を学ぶというものです。

単語は写真が表示されるので謳い文句通りに日本語の説明なしで覚えていけます。

問題は文法で、膨大な例文から自然に中国語文法が身についた・・・、

ならよかったのですが、実際には無理でした(大人でなく子供なら本当にできるかもしれませんが)。

そのため、ロゼッタストーンで文法的にわからない例文を聞くたびにパソコンのブラウザで検索して調べました。

もちろん、中国語の文法を検索するためには前述の拼音IMEで簡体字を入力する必要があります。

結局、中国語の文法書を購入するなどして体系的に文法を学ぶことはしませんでした。

中国語が聞こえてきた

現在、日本の街中でも会社でも中国語は飛び交っています。

中国語がわからない時は雑音にしか聞こえなかったのですが、徐々に言葉として聞こえるようになってきました。

そして、在日中国人と簡単な日常会話ができるようになると習得速度が一気に上がった気がします。

中国語以外の言語でもこうしたパソコンを使った日常会話優先の勉強法は有効かもしれません。

中国語の翻訳機

中国語を学習することはもちろん大切です。

しかし、旅行ならまだしも仕事で中国語を話す必要があるなら、時間的に中国語習得が間に合わないことは当然あります。

そんな場合に中国語の通訳を使うという超現実的な選択肢があります。

通訳すら不要になりそう

通訳なんて大げさな、と思うかもしれません。

しかし、今はこんなものがあります。

POCKETALK

スマホと同じ位のサイズのこの物体は「POCKETALK」というデバイスです。

いわゆる「翻訳機」です。

そう言うと間違いなく「はあ?翻訳機なんて使いものにならないよ」と思われると思います。

私もこのPOCKETALKを手に取り、日本語で話しかけるまではそう思っていましたから。

ほんやくコンニャクが現実に

まず驚かされたのは自分が話した日本語がPOCKETALKの画面に「正確に」文字として表示されたことです。

人がたくさんいた部屋で話したのにもかかわらずです。

そして翻訳結果が自然な音声で出力されました。

外国語から翻訳された日本語もごく自然な音声でした。

ドラえもんのひみつ道具に食べるだけで外国語が話せるようになる「ほんやくコンニャク」というのがありますが、まさにそれが実現した感じです。

翻訳機が実用化された理由

昔からこうした翻訳機はありましたが、実用には程遠いものでした。

今までそんなおもちゃレベルのものしかなかったのにPOCKETALKが実用レベルに達した理由は「機械学習」にあります。

機械学習とは人間が学習するようにコンピューターに学習させる技術です。

機械学習の威力はブラウザでGoogle翻訳を開き、中国語や日本語を翻訳させてみればすぐに実感できます。

Google翻訳の画面にあるマイクのアイコンをクリックするとパソコンのマイクによる音声入力ができます。 少なくともパソコンの前にいれば通訳はいらないんじゃないか、というレベルの翻訳が既に実現されています。

クラウドの機械学習システムを利用

では、その機械学習の仕組みがPOCKETALKに入っているのか・・・、というとそうではありません。

POCKETALKにはSIM(携帯電話回線に接続するための通信カード)が入っています。

そのSIMが入力された音声をクラウド(インターネット上のサーバー)に送り、クラウド上で翻訳して結果をまたSIM経由でPOCKETALKに戻します。そして翻訳された中国語か日本語が音声出力されます。

POCKETALKそんな仕組みのため、携帯電話が使えない場所では残念ながら使えません。

POCKETALKは特に携帯電話契約等をしなくても2年間使えるPOCKETALK専用のグローバルSIMとセットで売られています。